Macで音声ファイルを無料で文字起こしする:アップロードなしで

Macでは、音声ファイルをアップロードせずに無料で文字起こしできます。私が作った無料アプリYapToTextは、macOSで再生できる音声や動画のファイルを、Mac上で動くWhisperでテキストにします。時間の上限もアカウントもありません。ボイスメモで録音する場合は、macOS 15以降を搭載したAppleシリコンのMacなら、ボイスメモ自体でも文字起こしができます。

手でキーボードを打つことが難しいので、私はすべてを音声入力しています。このページは英語のページを翻訳したもので、アプリの画面は英語です。YapToTextは私が作ったアプリなので、その点を踏まえてお読みください。

Mac App StoreでYapToTextをダウンロード無料でダウンロードできます。アカウント不要で、機能の制限もありません。AppleシリコンのMac、macOS 14以降に対応しています。 ソースコードはGitHubにあります。

手順

  1. Mac App StoreからYapToTextをインストールして開きます。
  2. UtilityページのTranscribe a fileカードでRaw Transcriptionを選びます。
  3. 音声または動画のファイルをカードにドラッグするか、Choose Fileをクリックします。
  4. Copyをクリックするか、Insertで直前のアプリに入力します。

YapToTextでファイルを文字起こしする

作業はUtilityページのTranscribe a fileカードひとつで完結します。ライブの音声入力と同じWhisperモデルがMac上で処理し、ファイルがMacの外に出ることはありません。

ステップ1:先にモードを選ぶ

  • 操作: Transcribe a fileカードでモードのメニューを開き、Raw Transcriptionを選びます。
  • YapToText: 選んだモードでファイルを処理します。Raw Transcriptionは話した言葉をそのまま返し、AIは使いません。
  • 確認: メニューに選んだモードが表示されています。

ステップ2:ファイルをドロップする

  • 操作: 音声または動画のファイルをカードにドラッグするか、Choose Fileをクリックします。
  • YapToText: 拡張子ではなく中身でファイルを判別し、Mac上で文字起こしします。長いファイルは静かな箇所で区切って処理します。
  • 確認: カードにファイルを文字起こし中と表示されます。エラーが出た場合は、下の対処法を見てください。

ステップ3:テキストを受け取る

  • 操作: Copyをクリックするか、Insertで直前に使っていたアプリに入力します。
  • YapToText: プレーンテキストをコピーまたは入力します。
  • 確認: テキストが目的の場所に入っています。

使えるファイル:MP3、M4A、MP4、WAVなど

YapToTextは、macOSでデコードできるファイルなら、拡張子ではなく中身で判別して読み込みます。対応するコンテナにはMP4、MOV、M4A、M4V、3GP、WAV、AIFF、CAF、FLAC、MP3、AMRがあり、macOSが対応していればOggも読めます。ボイスメモの録音も使えます。動画の場合は音声を文字起こしします。Macで再生できるファイルなら、たいてい読み込めます。

言語を日本語にする

AI ModelsページのLanguageの一覧には日本語を含む29の言語があり、Auto-detect languageも選べます。最初はMacのシステム言語が選ばれています。日本語の録音なら日本語を、言語が混ざる録音なら自動検出を選んでください。AIで整えるモードが日本語のテキストをどう扱うかは約束できないので、話した言葉そのものが必要なときはRaw Transcriptionを使ってください。

YapToTextのAI Modelsページ。Whisper Large v3 Turbo (Q5)とPhi-3.5 Mini InstructにIncludedの表示があり、その下にモデルライブラリがある。
図1. AI Modelsページ。録音の言語はLanguage欄で選び、下のライブラリでは各モデルの精度と速度が星で示されます。

ボイスメモで録音するなら:Apple自身の文字起こし

Appleのボイスメモユーザガイドによると、macOS 15以降をインストールしたAppleシリコン搭載のMacでは、ボイスメモが録音の中の話し言葉を認識してテキストに文字起こしします。録音中でも録音後でも表示できます。ただし、オーディオの文字起こしは国や地域によっては利用できません。

録音後に見るには、ボイスメモで録音をクリックし、文字起こしのボタンをクリックします。コピーしたいテキストを選択し、Controlキーを押しながらクリックしてコピーを選びます。ボイスメモのガイドには対応言語の記載がありません。メモアプリのガイドには、メモで録音したオーディオの文字起こしは、M1以降のMacでデバイスの言語が日本語などに設定されている場合に利用できるとあります。

ボイスメモ以外で録音したファイル、たとえばICレコーダーや別のアプリの録音、動画には、YapToTextを使ってください。

文字起こしが空、または間違っているとき

  1. ファイルを再生する。 話し声が見つからないと表示されたら、まず聞いてみてください。無音のファイルや、元から小さすぎる声は、どのモデルでも取り戻せません。
  2. そのままの言葉を見る。 Raw Transcriptionでもう一度実行し、整える前にモデルが聞き取った言葉を確認します。
  3. 言語を確かめる。 AI Modelsページで、録音の言語かAuto-detect languageを選びます。
  4. ファイルを変換する。 エラーが出る場合は、M4AやWAVなど一般的な形式で書き出してからドロップします。
  5. 大きいモデルを使う。 AI ModelsページのDictation Model Libraryから大きいモデルをダウンロードして、もう一度試します。

できないこと

  • 話者の区別とタイムスタンプ。 返すのは録音の文字だけで、誰がいつ話したかは付きません。
  • 字幕の書き出し。 SRTなどの字幕ファイルは作りません。
  • 会議の録音。 システムの音声を録音したり、通話に参加したりはしません。
  • 日本語の画面とほかのデバイス。 メニューと設定は英語です。iPhone、iPad、Windows版はありません。

ファイルはMacから出ない

文字起こしはMac上で行われ、ファイルはアップロードされません。アカウントも利用状況の分析もありません。Utilityカードで文字起こししたファイルはHistoryに保存されません。必要なのはAppleシリコン搭載のMacとmacOS 14以降で、App Storeからのダウンロードは2つのモデルを含むため約2.9 GBです。

まとめ

  • これから録音するなら。 対応するMacでは、ボイスメモが録音を文字起こしします。
  • 手元にあるファイルなら。 YapToTextのTranscribe a fileカードにドロップします。
  • 話者や時刻が必要なら。 別のツールを使ってください。YapToTextが返すのは文字だけです。

ここに書いた内容があなたのMacと違う場合は、GitHubでissueを開いてください(英語)。すべて読んでいます。

Mac App StoreでYapToTextをダウンロード無料でダウンロードできます。アカウント不要で、機能の制限もありません。AppleシリコンのMac、macOS 14以降に対応しています。 ソースコードはGitHubにあります。

このページを書いた人。 Ryleigh Newmanはソフトウェアを開発しています。手でキーボードを打つことが難しいため、このサイトで紹介しているアプリ、YapToTextで毎日音声入力をしています。このページは英語から翻訳したものです。アプリの画面とサイトのほかのページは英語です。 プロジェクトについて(英語)。

ガイド

そのほかのガイド(英語)

出典

よくある質問

Macで音声ファイルを無料で文字起こしできますか

はい。YapToTextは無料で、音声や動画のファイルをMac上で文字起こしします。アップロードも時間の上限もありません。

どのファイル形式が使えますか

macOSでデコードできるものなら使えます。MP3、M4A、MP4、MOV、WAV、ボイスメモの録音などです。

録音はアップロードされますか

いいえ。音声認識のモデルはアプリに含まれていて、Mac上で動きます。

話者の区別やタイムスタンプは付きますか

いいえ。録音の文字だけを返します。

Macのボイスメモで文字起こしできないのはなぜですか

Appleのガイドでは、macOS 15以降とAppleシリコン搭載のMacが必要で、国や地域によっては利用できません。条件に合わない場合は、録音のファイルをYapToTextで文字起こしできます。