MacでZoomの録画を無料で文字起こしする方法:クラウド録画なしで

MacでZoomの録画を無料で文字起こしするには、Zoomでミーティングをコンピュータに録画し、Zoomが保存したMP4かM4Aのファイルを探して(初期設定では書類フォルダの中のZoomフォルダにあります)、YapToTextの Transcribe a file カードにドロップします。YapToTextがMac上でプレーンテキストにします。Zoomのヘルプセンターによると、コンピュータへの録画は無料と有料のどちらのアカウントでも使えるので、この方法にクラウド録画は要らず、有料のZoomプランも要りません。

私がYapToTextを作ったのは、手でキーボードを打つことが難しく、1時間のミーティングを打ち直す作業は避けたいからです。無料で、アカウントは不要で、AppleシリコンのMacのmacOS 14以降が必要です。先にお伝えしておくことが2つあります。通話を録画するのはYapToTextではなくZoomであること、そして返ってくるのは言葉だけで、話者のラベルもタイムスタンプもないことです。すでにファイルがテキストにならない場合は、下にある録画が文字起こしできないときの対処を見てください。

Mac App StoreでYapToTextをダウンロード無料でダウンロードできます。アカウント不要で、機能の制限もありません。AppleシリコンのMac、macOS 14以降に対応しています。 ソースコードはGitHubにあります。

手順

  1. 全員の同意を得て、Zoomでミーティングのコンピュータ録画を作ります。
  2. ミーティングのあとで、書類フォルダのZoomフォルダを開き、M4AかMP4のファイルを探します。
  3. YapToTextの <span lang="en">Utility</span> ページを開き、<span lang="en">Transcribe a file</span> カードのモードメニューで <span lang="en">Raw Transcription</span> を選びます。
  4. ファイルをカードにドロップするか、<span lang="en">Choose File</span> をクリックして選びます。
  5. <span lang="en">Copy</span> をクリックするか、<span lang="en">Insert</span> をクリックして、直前まで使っていたアプリにテキストを入力します。

同意を得て、ミーティングをMacに録画する

YapToTextはファイルに対して動くので、録画はZoomから用意する必要があります。Zoomは、自分のコンピュータに保存する録画をコンピュータ録画と呼び、録画の開始方法のガイドによると、Windows、macOS、Linux用のZoomデスクトップアプリで、無料と有料のどちらのアカウントでも使えます。録画を作るのはZoomで、YapToTextはそのあとでファイルを読みます。

人を録画するのは、ソフトウェアの問題である前に、同意の問題です。Zoomのヘルプページによると、録画が始まったとき、または録画中のミーティングに参加したときに、参加者に通知されます。デスクトップアプリやモバイルアプリでは、録画の同意についての通知が表示され、OKをクリックして残るか、ミーティングから退出するかを選べます。通知だけに頼るのはおすすめしません。録画する前に尋ね、同意した人だけを録画してください。ルールは場所によって異なります。私は法律の専門家ではないので、自分と通話に参加する全員に当てはまるルールを確認してください。

  • 声に出して尋ねる。 質問と答えを録画の最初に入れておくと、同意の返事もファイルに残ります。
  • 名前を言ってもらう。 最初に全員が名前を言うと、あとで役に立ちます。文字起こしには、誰が話しているかが出ないからです。
  • 録画される場所を確認する。 コンピュータ録画は、録画した人のコンピュータに保存されます。ほかの人がホストの場合は、その人にファイルをもらってください。

この部分は、YapToTextにはできません。通話やシステムの音声は録音せず、初期設定では音声入力のたびに約1秒後にマイクを解放します。通話そのものを録音するアプリがほしい場合は、MacWhisper Proが録音できるミーティングとしてZoomを挙げています。ほかにできることはMacWhisperとの比較で説明しています。

Zoomが保存したファイルを探す

Zoomのヘルプセンターによると、Macでのコンピュータ録画の保存先の初期設定は /Users/[Username]/Documents/Zoom です。書類フォルダを開いて、その中のZoomフォルダを開くと、録画があります。

手順1:Zoomの処理が終わるのを待つ

  • 操作: ミーティングを終了するか録画を停止して、少し待ちます。
  • Zoom: 録画を処理します。ガイドによると、ミーティングが終わって録画の処理が済んでから、録画のフォルダを開きます。
  • 確認: 長いミーティングのあとは、時間をおいてください。処理が終わると、録画のファイルがフォルダに表示されます。

手順2:フォルダを開く

  • 操作: Finderで書類フォルダを開き、Zoomフォルダを開きます。別の場所を選んでいた場合は、Zoomデスクトップアプリを開いてプロフィール写真をクリックし、Settings、Recording タブの順に進んで、Local recording storage の下の Storage location の欄を読みます。
  • macOS: Zoomが保存したフォルダが表示されます。
  • 確認: ミーティングのファイルが見えます。ない場合は、Storage location の欄にZoomの保存先が書かれています。

Zoomの録画ファイルの形式のガイドには、次のようなファイルが挙げられています。

  • MP4。 音声と映像で、初期設定では video に番号が付いた名前になります。
  • M4A。 音声だけで、初期設定では audio に番号が付いた名前になります。
  • TXTとVTT。 保存したチャットのメッセージの chat.txt などのテキストファイルです。音声ではないので、YapToTextにドロップするものではありません。

MP4もM4Aも、YapToTextが認識するコンテナです。私ならM4Aをドロップします。音声だけで、動画でもYapToTextが文字起こしするのは結局その音声だけだからです。ほかの場所のMP4ファイルについては、動画をテキストにするガイドで説明しています。

ミーティングをクラウドに録画した場合は、Zoomによると、クラウド録画はZoomのクラウドに保存され、ZoomのWebポータルからダウンロードできます。ファイルをMacにダウンロードすれば、同じ方法でカードにドロップできます。

YapToTextで録画をテキストにする

YapToTextはMac App Storeで無料で、アプリに入っている音声認識モデルの Whisper Large v3 Turbo (Q5) で、Mac上で文字起こしします。ミーティングについて何もアップロードされません。名前を追加し、モードを選び、ファイルをドロップして、テキストを受け取ります。

手順1:先に名前を追加する

  • 操作: Dictionaries ページに、ミーティングの参加者の名前、会社名、製品名、専門用語を追加します。Heard には聞き取られそうな綴りを、Replace with には正しい綴りを入力して、Add を押します。
  • YapToText: Replace with 側をWhisperに聞き取る言葉として渡し、すり抜けたものを修正します。辞書は、音声入力だけでなくファイルの文字起こしにも適用されます。
  • 確認: 項目が、オンになっている辞書の中にあります。

手順2:モードを選ぶ

  • 操作: Utility ページを開きます。Transcribe a file カードのモードメニューで、話したままの言葉にしたい場合は Raw Transcription、短い見出しと箇条書きにしたい場合は Note を選びます。
  • YapToText: そのモードをファイルに使います。Raw Transcription はAIモデルにふれず、それ以外のモードは結果に整形を実行します。
  • 確認: メニューに、ほしいモードが表示されています。

手順3:録画をドロップする

  • 操作: ZoomフォルダにあるM4AかMP4をカードにドラッグするか、Choose File をクリックして選びます。
  • YapToText: 拡張子ではなく中身でファイルを判別し、Mac上で文字起こしします。4分を超える録画は、静かなところで約2分ごとに区切られます。
  • 確認: カードにテキストが表示されます。代わりにエラーが表示された場合は、下の対処の手順を試してください。

手順4:テキストを受け取る

  • 操作: Copy をクリックするか、Insert をクリックして、直前まで使っていたアプリにテキストを入力します。
  • YapToText: プレーンテキストを渡します。Send below で次の Transform text カードに渡すと、Note などのモードで書き直せます。
  • 確認: ミーティングが、メモ、書類、メールの中にあります。

ファイルに時間の上限はなく、使った分を計測することもないので、1時間のミーティングは単純に時間がかかるだけで、Mac自身のチップで処理されます。同じ作業はメニューバーのパネルに Transcribe file としてあります。こちらの方法では、現在のモードを使い、テキストをクリップボードにコピーし、ファイル名でHistoryに保存します。各項目の書き出しメニューの Export Text で .txt ファイルとして保存できます。Utilityのカードは何も保存せず、そのほかのカードはUtilityページのガイドで説明しています。

YapToTextのDictionariesページ。thursdayからThursdayのような修正の候補と、iPhoneとWi-Fiが入ったGeneral辞書が見える。
図1. 録画をドロップする前に、同僚の名前や製品名を辞書に入れておきます。各項目は、アプリが聞き取る形と、ほしい綴りを組にしています。

別々の音声ファイルから、それぞれの話者の言葉を得る

YapToTextは声を区別できませんが、Zoomなら声を分けて残せます。Zoomのコンピュータ録画の開始方法のガイドには、Record a separate audio file for each participant という設定が載っています。録画する前にオンにします。ミーティングのあとで録画のフォルダを開き、その中の Audio Record フォルダを開くと、参加者ごとの音声が別々のファイルになっていて、名前は、その人の名前で始まります。Zoomのファイル形式のガイドによると、パターンは audio、名前、番号の順で、末尾は .m4a です。人ごとに1つのファイルがあれば、人ごとに1つの文字起こしが得られ、ラベルはすでにファイル名に付いています。

  • ファイルごとに文字起こしする。 1つずつカードにドロップして、それぞれの文字起こしをその人の名前の下に貼り付けます。
  • 無音を想定する。 ほかの人が話しているあいだ、そのトラックは静かです。一度も話さなかった人のトラックは、話し言葉が見つからなかったと返ってきます。
  • 限界を知る。 YapToTextはタイムスタンプを付けないので、トラックを1つの会話に交互に組み直すことはできません。パネルディスカッションや近況報告のように、やり取りよりも、それぞれの人が言ったことが必要な場合に向いています。

Zoomの参加者ごとのファイルは、私自身は試していません。M4AファイルでYapToTextが認識するコンテナなので、ほかの録画と同じように動くと考えています。そうならない場合は、GitHubで知らせてください。

ZoomのクラウドでのトランスクリプトとYapToTextを比べる

Zoomには独自の文字起こしがありますが、対象はクラウド録画だけです。コンピュータ録画のガイドによると、コンピュータ録画は音声の文字起こしに対応していません。このページは、その隙間を埋めるものです。

2026年10月5日に、support.zoom.comで確認しました。プランや機能は変わるので、お使いのアカウントに何が含まれるかを確認してください。

Zoomのクラウド録画の文字起こしZoomのコンピュータ録画とYapToText
ZoomのプランZoomによると、音声の文字起こしにはPro、Business、Education、Enterpriseのいずれかのアカウントが必要Zoomによると、コンピュータ録画は無料と有料のアカウントで使える
オンにするものクラウド録画と音声の文字起こしの両方を有効にするYapToTextで有効にするものはなし
録画する人Zoomによると、ホストとコホストがクラウド録画を開始コンピュータ録画を作る人
録画がある場所Zoomのクラウドお使いのMac。初期設定では書類フォルダのZoomフォルダ
得られるものタイムスタンプ付きで区切られた、別のVTTファイル。Zoomによると編集できるコピーまたは入力できるプレーンテキスト。タイムスタンプなし
文字起こしの費用有料のZoomプランの一部無料、有料プランなし

お使いのプランがすでにクラウドの文字起こしを作ってくれる場合は、タイムスタンプがほしいときに使ってください。そうでない場合や、ミーティングを誰のクラウドにも置きたくない場合は、コンピュータ録画とYapToTextで、言葉を無料で得られます。Zoomの文字起こしには、タイムスタンプと有料プランが付いてきます。YapToTextの文字起こしには、どちらも付きません。 Microsoft Teamsにも独自のミーティングの文字起こしがあり、Microsoftが説明している内容はTeamsのガイドにあります。

App Storeのポスター。見出しはNothing leaves your Macで、背景のYapToTextのAI Modelsページでは2つのモデルがどちらもIncludedと表示されている。
図2. App Store版には音声認識モデルが含まれているので、Mac上のZoomの録画をテキストにするためにアップロードする必要はありません。

Zoomの録画が文字起こしできないとき

まずファイルから、次に設定の順に確認します。迷ったら、音声だけのM4AをYapToTextに渡してください。

  1. Zoomの処理を待つ。 フォルダにまだMP4もM4Aもない場合は、Zoomが録画の処理を終えていません。
  2. 音声のファイルを選ぶ。 chat.txt とVTTファイルはテキストで、音声ではありません。M4AかMP4をドロップしてください。
  3. 再生する。 カードに話し言葉が見つからなかったと表示された場合は、ファイルを聞いてみます。音声のない録画や、もともと声が小さい録画では、どの音声認識モデルも手がかりがありません。
  4. 元の言葉を見る。 Raw Transcription でもう一度実行すると、整形の前にモデルが何を聞き取ったかがわかります。
  5. 言語を設定する。 AI Models ページの Language の選択は、最初はMacのシステム言語になっています。別の言語のミーティングの場合は、その言語か Auto-detect language を選びます。29の言語はすべて言語のガイドにあります。
  6. 音声だけを書き出す。 MP4をQuickTime Playerで開き、File、Export As、Audio Only の順に選びます(ファイル、書き出し、オーディオのみ)。Appleによると、AACトラックを含むMPEG 4のオーディオファイルとして保存されるので、それをカードにドロップできます。
  7. より大きな音声認識モデルを試す。 AI Models ページの Dictation Model Library からひとつダウンロードして、もう一度ファイルを実行します。モデルのダウンロードは、アプリが自分から始める唯一のネットワーク通信です。

各モデルとそのサイズはAI Modelsのガイドで、YapToTextが読み込めるすべての形式はMacで音声ファイルを文字起こしするガイドで説明しています。

YapToTextのAI Modelsページ。Whisper Large v3 Turbo (Q5)とPhi-3.5 Mini InstructにIncludedの表示があり、下にモデルライブラリがある。
図3. AI Modelsページでは、Languageの選択が音声認識モデルの下にあり、その下のDictation Model Libraryに、試せる大きなモデルが並んでいます。

できないこと

  • ミーティングの録画。 通話やシステムの音声は録音せず、ミーティングに参加することもありません。ファイルを作るのはZoom自身の録画です。
  • 誰が話したかを示すこと。 話者のラベルはありません。上で説明したZoomの別々の音声ファイルが、いちばん近い方法です。
  • タイムスタンプと字幕。 タイムスタンプは付かず、字幕ファイルも書き出せません。MacWhisperの無料版は .srt と .vtt の字幕を書き出せ、Zoomのクラウドの文字起こしにはタイムスタンプがあります。
  • 一括処理。 一度に1つのファイルを処理し、Zoomフォルダを監視することはありません。
  • 文字起こしと同時の翻訳。 話された言語のまま、話された内容を書きます。あとで翻訳するには、テキストを選択してQuick Editに別の言語を頼むか、組み込みのAIアクションのひとつ Translate to English を実行します。
  • 一部のMacとビルド。 AppleシリコンのmacOS 14以降が必要で、IntelのMacについては何も保証していません。Homebrew版はモデルを含まないので、音声認識モデルをダウンロードするまで文字起こしできません。インストールのガイドで説明しています。

渡されるのはミーティングで何が言われたかで、誰が、いつ言ったかではありません。

まとめ

  • 録画する。 全員の同意を得て、Zoomでコンピュータ録画を作ります。
  • 探す。 書類フォルダのZoomフォルダか、Zoomの Storage location が指す場所を開いて、M4Aを選びます。
  • 文字起こしする。 YapToTextの Transcribe a file カードにドロップしてテキストをコピーします。無料で、Mac上で動きます。

録画するのはZoom、文字起こしするのはMacで、ミーティングがMacの外に出る必要はありません。

Zoomの録画が文字起こしできず、対処の手順でも解決しない場合は、Settings、About の Copy Diagnostics を押して、ファイルの種類を添えてGitHubでissueを作成してください。すべて読んでいます。

Mac App StoreでYapToTextをダウンロード無料でダウンロードできます。アカウント不要で、機能の制限もありません。AppleシリコンのMac、macOS 14以降に対応しています。 ソースコードはGitHubにあります。

このページを書いた人。 Ryleigh Newmanはソフトウェアを開発しています。手でキーボードを打つことが難しいため、このサイトで紹介しているアプリ、YapToTextで毎日音声入力をしています。このページは英語から翻訳したものです。アプリの画面とサイトのほかのページは英語です。 プロジェクトについて(英語)。

ガイド

そのほかのガイド(英語)

出典

よくある質問

MacでZoomの録画を無料で文字起こしするには

Zoomでミーティングをコンピュータに録画し、書類フォルダのZoomフォルダにあるM4AかMP4のファイルを、YapToTextのTranscribe a fileカードにドロップします。録画はMac上で無料でプレーンテキストになります。

クラウド録画なしでZoomの文字起こしを得られますか

Zoom自体では得られません。Zoomのガイドによると、コンピュータ録画は音声の文字起こしに対応していません。代わりに、コンピュータ録画のファイルを、YapToTextのようなMacのアプリで、何もアップロードせずに文字起こしできます。

ZoomはMacのどこに録画を保存しますか

Zoomのヘルプセンターによると、初期設定は /Users/[Username]/Documents/Zoom です。自分の保存先を確認するには、Zoomデスクトップアプリを開いてプロフィール写真をクリックし、Settings、Recordingタブの順に進んで、Storage locationの欄を読みます。

Zoomの無料プランに文字起こしは含まれますか

Zoomの音声の文字起こしはクラウド録画向けで、Zoomは対象としてPro、Business、Education、Enterpriseのアカウントを挙げています。コンピュータ録画は無料と有料のアカウントで使え、そのファイルはMac上で文字起こしできます。

YapToTextはZoomのミーティングを録画しますか

いいえ。通話やシステムの音声は録音しません。録画するのは、全員の同意を得たうえでのZoomで、YapToTextはそのあとでファイルを文字起こしします。

文字起こしに、誰が何を言ったかは表示されますか

いいえ。YapToTextが返すのはプレーンテキストで、話者のラベルもタイムスタンプもありません。Zoomの参加者ごとに別の音声ファイルを録音する設定を使うと、それぞれの人のトラックを個別に文字起こしできます。