音声入力が主役の、MacWhisperの無料の代わり

YapToTextは、Mac用の無料のMacWhisper代替アプリで、その場で話す音声入力を主役にしています。キーひとつでどのアプリにも入力でき、MacWhisperではProの機能であるAIの整形が、Mac上で無料で動きます。録音ファイルを扱う道具としてはMacWhisperのほうが強く、無料版で字幕を書き出せて、Proでは話者を認識します。2026年10月6日のmacwhisper.comでは、MacWhisper Proは買い切り64ユーロで、アップデートは無期限でした。

手でキーボードを打つことが難しいので、私は毎日音声入力をしています。YapToTextはその音声入力のために作ったアプリです。私が作ったものなので、その点を踏まえてお読みください。MacWhisperに関する記述はすべて、2026年10月3日から6日に読んだmacwhisper.com、そのヘルプセンター、App Storeの掲載ページに基づいています。このページは英語のページを翻訳したもので、YapToTextの画面は英語です。

Mac App StoreでYapToTextをダウンロード無料でダウンロードできます。アカウント不要で、機能の制限もありません。AppleシリコンのMac、macOS 14以降に対応しています。 ソースコードはGitHubにあります。

手順

  1. Mac App StoreからYapToTextをインストールし、マイクとアクセシビリティを許可します。
  2. MacWhisperの音声入力のショートカットを外すか、MacWhisperを終了します。
  3. Dictationページでキーを選びます。
  4. メモをクリックしてキーを押し、一文話して、もう一度押します。

並べて比較

2026年10月3日から6日にmacwhisper.com、そのヘルプセンター、Mac App Storeで確認。価格は変わることがあるので、乗り換える前に確認してください。

YapToTextMacWhisper
価格無料、有料プランなし無料版あり。Proは買い切り64ユーロ、アップデートは無期限
どのアプリにも音声入力できる(無料)無料。ただしmacwhisper.comで配布している版のみ
音声入力のAI整形できる(Mac上、無料)Pro。自分で接続するAIプロバイダーを通す
選択したテキストを声で編集できる(Quick Edit)記載なし
ファイルの文字起こしできる(無料、プレーンテキスト)できる(無料)
字幕と話者の区別できない字幕(.srt、.vtt)は無料。話者の認識はPro
会議の録音できないPro
音声の行き先Macの中にとどまるMacの中にとどまる(同社のプライバシーポリシーによる)。ヘルプセンターは任意のクラウドの文字起こしも案内
オープンソースはい、GPL-3.0記載なし
IntelのMac非対応対応。ただし遅くなる(同社のヘルプセンターによる)
言語29言語と自動検出。日本語を含む100言語。日本語を含む

MacWhisperは音声入力もできるファイルの道具で、YapToTextはファイルも扱える音声入力の道具です。

変わらないことと、変わること

作業ごとに、まずMacWhisperのやり方、次にYapToTextのやり方を並べます。

  • どのアプリにも入力。 MacWhisperの無料版にはWhisperによるシステム全体の音声入力があり、Proには高品質の音声入力があります。ただし音声入力があるのはmacwhisper.comで配布している版だけで、App Store版にはありません。YapToTextはMac App Storeから入れたそのままで、どのアプリにも音声入力できます。Right Commandを1回押して話し、もう1回押すとカーソルの位置に入力します。
  • 整形と書式。 MacWhisperでは、つづりと文法の自動修正やAIのプロンプトはProの機能で、自分で設定するAIプロバイダーを通して動きます。自分のAPIキーか、OllamaやLM Studioのローカルのモデルです。YapToTextは整形のモデルをアプリに内蔵していて、Autoモードが設定なしで書式を選びます。AIのモードが日本語のテキストをどう扱うかは約束できないので、話した言葉そのものが必要なときはRaw Transcriptionを選んでください。
  • 声で編集。 私が読んだMacWhisperのページには、選択したテキストを声で変える機能の記載がありませんでした。YapToTextでは、テキストを選択してRight Optionを押し、変更内容を話して、もう一度押します。これがQuick Editです。
  • ファイル。 MacWhisperの無料版はMP3、WAV、M4A、OGG、OPUS、MOV、MP4のファイルを文字起こしし、字幕を書き出せます。YapToTextはmacOSが読める音声や動画のファイルをUtilityページかメニューバーから文字起こしし、プレーンテキストにします。タイムスタンプ、字幕、話者のラベルは付きません。
  • 価格。 MacWhisper Proは買い切り64ユーロで、アップデートは無期限です。YapToTextは無料で、有料プランがありません。
  • 声の行き先。 MacWhisperのプライバシーポリシーには、すべての機能がデバイス上で動き、ライセンスの状態に関する匿名の分析情報を除いて、音声もテキストも外に出ないとあります。ヘルプセンターは、遅いIntelのMac向けに任意のクラウドの文字起こしも案内しています。YapToTextは声をMacの中にとどめ、分析情報を一切集めません。

10分ほどで乗り換える

MacWhisperをやめる必要はありません。録音にはMacWhisperを使い続けて、音声入力だけを移せます。避けたいのは、2つのアプリが同じショートカットを待つことだけです。

  • インストールする。 Mac App StoreからYapToTextを入手して開き、マイクとアクセシビリティを許可します。アクセシビリティの許可がないと、音声入力した文字はクリップボードにコピーされます。
  • MacWhisperのショートカットを外す。 MacWhisperの音声入力は、設定で決めたショートカットで動きます。設定してある場合は、YapToTextに同じキーを割り当てる前に、外すかMacWhisperを終了してください。
  • キーを選ぶ。 DictationページでRight Commandのままにするか、別のキーを登録します。
  • 言語を設定する。 AI ModelsページのLanguageの一覧は、最初はMacのシステム言語になっていて、日本語も含まれています。
  • ファイルをひとつ文字起こしする。 Utilityページを開き、Transcribe a fileのカードに録音をドロップします。話した言葉そのままがほしいときは、ModeのメニューでRaw Transcriptionを選びます。
App Storeのポスター。見出しはNothing leaves your Macで、その下にYapToTextのAI Modelsページがあり、2つのモデルにIncludedと表示されている。
図1. 2つのモデルはApp Store版のアプリに含まれていてIncludedと表示されます。音声入力もファイルの文字起こしもMac上で動きます。

MacWhisperにできてYapToTextにできないこと

MacWhisperは良いソフトウェアで、録音について私が作っていないことをたくさんこなします。字幕や話者の名前が必要な録音には、MacWhisperのほうが向いています。

  • 字幕と書き出し。 無料版は.srtと.vttの字幕を書き出せ、Proでは.docx、.pdf、Markdownなどの形式が加わります。YapToTextが出すのはプレーンテキストです。
  • 話者と一括処理。 Proは話者を認識し、多数のファイルをまとめて文字起こしします。YapToTextは話者を区別せず、ファイルを1つずつ処理します。
  • リンクとポッドキャスト。 ProはYouTubeなどのリンクやポッドキャストを文字起こしできます。YapToTextにはMacの中にあるファイルが必要です。
  • 会議。 ProはZoom、Teams、Webex、Skype、Chime、Discordの通話を録音します。YapToTextは会議を録音しません。
  • IntelのMacとより多くの言語。 MacWhisperはIntelのMacでも動き、同社によるとその場合は遅くなります。挙げている言語は100です。YapToTextにはAppleシリコンが必要で、29言語と自動検出です。
  • iPhoneとiPad。 App Store版のWhisper TranscriptionはiPhoneとiPadでも動きます。YapToTextはMac専用です。

まとめ

  • 得られるもの。 どのアプリにも入力できる無料の音声入力。Mac上の整形、Quick Edit、Autoモードが付いていて、設定は要りません。
  • 変わらないもの。 Mac上でのファイルの文字起こし。プレーンテキストで、無料です。
  • 乗り換えないほうがよい場合。 字幕、話者の区別、一括処理が必要な録音が仕事の中心の場合、またはIntelのMacを使っている場合。

録音にはMacWhisper、話すことにはYapToText。プレーンテキストで足りるなら、どちらもYapToTextでできます。

ここに書いた内容がどちらかのアプリで見えるものと違う場合は、GitHubでissueを開いてください(英語)。すべて読んでいます。

ほかのアプリとの比較:Wispr Flowの無料の代わり、Typelessの無料の代わり、Aqua Voiceの無料の代わり、superwhisperの無料の代わり。

Mac App StoreでYapToTextをダウンロード無料でダウンロードできます。アカウント不要で、機能の制限もありません。AppleシリコンのMac、macOS 14以降に対応しています。 ソースコードはGitHubにあります。

このページを書いた人。 Ryleigh Newmanはソフトウェアを開発しています。手でキーボードを打つことが難しいため、このサイトで紹介しているアプリ、YapToTextで毎日音声入力をしています。このページは英語から翻訳したものです。アプリの画面とサイトのほかのページは英語です。 プロジェクトについて(英語)。

ガイド

そのほかのガイド(英語)

出典

よくある質問

MacWhisperの無料の代わりはありますか

はい。YapToTextは無料で、Mac上のAI整形付きでどのアプリにも音声入力でき、音声や動画のファイルをプレーンテキストに文字起こしします。字幕が必要なら、MacWhisper自身の無料版のほうが向いています。

MacWhisperは無料ですか

一部は無料です。macwhisper.comの版には、ファイルの文字起こしとシステム全体の音声入力ができる無料版があります。MacWhisper Proは買い切り64ユーロで、アップデートは無期限です。2026年10月6日に確認しました。

MacWhisperは日本語に対応していますか

文字起こしは対応しています。App Store版のWhisper Transcriptionの掲載ページは100の言語を挙げていて、日本語が含まれています。一方、同じページがアプリの言語として挙げているのは英語、オランダ語、フランス語、ドイツ語です。2026年10月6日に確認しました。YapToTextの言語一覧にも日本語があり、画面は英語です。

MacWhisperはほかのアプリに音声入力できますか

はい、macwhisper.comで配布している版ならできます。無料版にWhisperによるシステム全体の音声入力があり、Proでは高品質の音声入力とAIの整形が加わります。App Store版のWhisper Transcriptionは、ほかのアプリに音声入力できません。

MacWhisperはオフラインで使えますか

はい。同社のプライバシーポリシーには、すべての機能がデバイス上で動くとあります。ヘルプセンターは任意のクラウドの文字起こしも案内していて、ProのAI機能は自分で接続するプロバイダーを使えます。

MacWhisperはオープンソースですか

私が読んだmacwhisper.comのページには、公開されたソースコードの記載がありませんでした。YapToTextのコードはGPL-3.0ライセンスでGitHubに公開しています。